協会の歴史

日本心霊科学協会は、1946年の設立以来、心霊現象の研究とスピリチュアリズムの普及に努めてきました。そして戦後から今日まで、多くの研究者や霊的能力者が関わってきました。科学と霊性の架け橋を目指す、その歩みをご紹介します。

前史

大正12年(1923) 浅野和三郎、「心霊科学研究会」を東京本郷に設立、現在の協会の源流となった。機関誌「心霊研究」を発刊。同年、関東大震災に罹災し、3号を数えるのみで中断。浅野はその後大阪、横浜などで活動を続けた。機関誌「心霊界」、ついで「心霊と人生」発刊。

昭和3年(1928)

9月、ロンドンで開催されたISF(International Spiritualist Federation)の第3回国際会議に、浅野和三郎が福来友吉と共に参加。この時はじめて福来が、念写の事実と研究を発表した。

昭和4年(1929)

12月、浅野和三郎、「東京心霊科学協会」発足。

昭和12年(1937)

2月、浅野和三郎没。「東京心霊科学協会」は存続したが、第二次世界大戦中に活動を中止。

発足と発展

終戦の翌年、本部は吉田正一宅に置かれた。旧東京心霊科学協会の会員だった宮沢虎雄をはじめとして粕川章子、浅野正恭、吉田正一、田中千代松、間部詮信、土井晩翠、池澤原治郎、脇 長男、北村 研、麥林楢次郎、佐藤晴久、瀧澤良策が、日本心霊科学協会の発足準備を始めた。

昭和21年(1946)

12月、「日本心霊科学協会」が設立。

昭和22年(1947)

2月、機関誌「心霊研究」発刊。(浅野和三郎が発刊し、中断した雑誌の名を継ぐ)
8月、萩原真氏、津田江山氏による物理的心霊現象実験会開を開催。

昭和24年(1949)

7月、法人格取得。「財団法人日本心霊科学協会」となる。

昭和27年(1952)

1月、宮澤虎雄理事の寄稿「日本の心霊研究」が『サイキック・オブザーバー』誌に掲載される。
12月、第一回心霊知識普及講演会を蔵前工業会館で開催。

昭和28年(1953)

11月、精神統一実修会(後の精神統一研修会の前身)が大岡山同行会館で行われる。

昭和33年(1958)

2月、協会主催で霊的能力者キース・M・ラインハート氏の実験会が21日NHKスタジオ、26日富岡八幡宮社務所にて行われる。
5月、ラインハート氏実験会の検討会が開かれる。

昭和34年(1959)

8月、心霊講演会を開催(昭和31年に開催された「心霊講話会」の再開。これ以降、毎月1回開催されるようになった。)

昭和35年(1960)

9月、ISF(国際スピリチュアリスト連盟)に加盟。

昭和38年(1963)

1月、J.G.プラット博士の来日。協会と超自然科学研究会の共催によるプラット教授講演会「超心理学、その過去、現在、未来」が東京本郷の学士会館で開催。

昭和39年(1964)

2月、文京区湯島の井上富貴邸内に土地の提供を得て、家屋を建設し、本部を移転する。
8月、心霊治療研究会発足。

昭和40年(1965)

2月、協会マーク決定。最初の地方組織として、新潟県高田市に高田分解が設立。
3月、第一回祖霊祀り開催(祖霊祭、以後毎年開催)。

昭和41年(1966)

9月、勝五郎再生の実地調査が板谷松樹常任理事を始めとする勝五郎研究グループによって行われる。

昭和42年(1967)

10月、板谷松樹・宮澤虎雄共著『霊魂の世界』(徳間書店)が発行。

昭和43年(1968)

8月、ISF第8回国際会議(イギリス)に参加(田中千代松、吉田寛の両理事)

昭和47年(1972)

1月、吉田正一、吉田綾子共著『顕幽歌集』を発行。

昭和49年(1974)

2月、板谷松樹・宮澤虎雄共著『心霊科学入門』を協会が発行。
10月、田中千代松著、協会研究第一号『新霊交思想・心霊研究・超心理学の年表』を発行。

昭和52年(1977)

4月、赤川今夫理事他5名がフィリピン心霊手術視察。
5月、田中千代松常任理事、小池博子、弓場利一郎、寺坂多枝子、斎藤万司美の各氏がイギリスのスピリチュアリスト協会(SAGB)、ハリー・エドワーズサンクチュアリなどを訪問。

昭和53年(1978)

3月、創立30周年を記念して、新宿区上落合に会館を購入し、改装のうえ移転した(現心霊科学会館)。

昭和55年(1980)

11月、韓国心霊科学セミナーに田中千代松常任理事などが参加。

昭和56年(1981)

6月、初代理事長・吉田正一の『吉田正一論文集』を発行。
8月、夏期心霊講座(12日間)開催(以後、毎年夏期講座として継続)。

昭和57年(1982)

11月、協会内に綜合心霊科学研究所を設置(所長・田中千代松常任理事、管理委員・田中千代松氏、後藤以紀氏、梅原伸太郎氏)。平成7年解散。

昭和59年(1984)

7月、田中千代松編『新・心霊科学事典』(潮文社)を発行。

昭和60年(1985)

2月、弓場利一郎氏、協会講座で『心霊研究入門』開催(これ以降講座として定期的に昭和62年まで開催)。
8月、協会研究報告第二号 後藤以紀著「月の裏側の念写の数理的検討」(日英2か国語版)

昭和61年(1986)

9月、協会参事会が霊能者吉田綾氏の30余年に及ぶ精神統一会における霊談などをまとめた『吉田綾霊談集』上・下巻を発行。

平成 2年(1990)

8月、臨死体験研究の国際会議に大谷宗司氏が参加。

平成 8年(1996)

4月、大谷宗司氏による「死後の世界と輪廻転生」の勉強会開催開始。
8月、ISF(国際スピリチュアリスト連盟)会長ライオネル・オーエン氏を招いて、創立50周年記念行事を行う。「輪廻転生、未知の世界、その探究の歴史」と題して創立50周年記念講演とシンポジウムを開催。
11月、英国ノアズアークソサエティ(「ノアの方舟協会」)の物理霊媒コリン・フライ(通称リンカーン)氏を招いて実験会を開催。

平成 9年(1997)

10月、佐々木雄司理事による「精神衛生相談」を開始。

平成10年(1998)

3月、ロサンゼルス会を発会。

平成12年(2000)

10月、事務局のコンピュータをインターネットに接続し、ホームページを開設。
12月、協会の50年史『創立五十周年記念特集』を出版。

平成14年(2002)

6月、第1回心霊科学研究発表会を開催する。

平成24年(2012)

4月、内閣府所管の「公益財団法人日本心霊科学協会」(理事長大谷宗司)となる。

令和2年(2020)

コロナ感染症ウィルスの蔓延により講演会、研究発表会などが中止。精神統一研修会もしばらく休会(3〜6月)。人数制限で開催を再開するが、感染症の拡大で、しばらくは休会、人数制限開催を繰り返した。

令和3年(2021)

2月、会場とオンラインでのハイブリット式講演会を開始する。これにより、どこにいても、地方からでも、本部開催の講演会や勉強会が受講可能となった。

令和4年(2022)

5月、掘り出し物市を開催。
9月、コロナ感染症ウィルスにより中止になった研究発表会が2年ぶりに再開。

令和5年(2023)

7月、オンライン蔵書目録OPAC(Online Public Access Catalog)を導入し、協会所蔵の心霊図書の整理作業を開始。
5月、協会顧問三浦清宏を中心に80周年事業として『心霊・スピリチュアリズム大辞典』の編纂委員会を発足。

令和6年(2024)

4月、OPACを一般に公開。インターネットで協会蔵書目録がインターネットを通じて、協会外から閲覧可能に。

令和7年(2025)

3月、協会さにわ・江原啓之による精神統一指導「初心者のための精神統一会」を開始。
9月、2Fの配信、音響システムを変更。

現況

現在、本協会は国内外でスピリチュアリズムの思想・哲学を広めるために、活発な活動を行っている。過去においては、ISF(国際スピリチュアリスト連盟)の国際会議等に、数回代表を送り、それを通じて欧米各地のスピリチュアリストと交流を行ってきた。また、国内外の関連学会・友誼団体の学会誌・機関誌と「心霊研究」誌の交換を行い学術的な交流を行っている。

そのほか、本協会は長年にわたり、心霊研究およびスピリチュアリズム関係の資料や図書の収集につとめ、現在では総数2万余冊に達している。中には国立国会図書館に所蔵していない貴重本を多く所蔵。2024年からインターネットを通じて、OPACで蔵書目録を公開している。

現在は、本部(東京)をはじめ、全国7地域(仙台、浜松、東海、福井、大阪、岡山、福岡)に研究会があり、また、オンラインでの講演会などを開催し、広範囲にわたる活動を展開している。